ところで、前記訴訟の構図は、
被害者(連れ去られ親) vs国
であるワケだが、
 
やはり、「vs国」というのは ちょっと 突飛な気がする。
 
法整備をしていないお前等(国)のせいだ、
という気持ちは分かるし、
私も民法/刑法にちゃんと書いとけよって思う
 
・・・が、あくまで
悪いのは加害者(連れ去りを行った一方親)だし、
彼ら/彼女らが正しく裁かれ、
 
そして、そういうケースが幾つかあって、
「国内法に明記しないとマズくない?」
と言い出す議員(?)が居て、
ようやくはれて・・・法改正
 
というオーソドックスな流れを考えると、
下手すると、
「別に国は怠慢じゃないし?」とシラを切られ、
“何か”に対する顔を立てて
連れ去りの違法性にも触れずして原告敗訴とする、
ということも有り得る。
 
これが一番怖い。
 
つまり、仮に敗訴だったとしても、
連れ去りはダメだけど、
 損害賠償を請求するべき相手は
 国じゃないよ?」
という内容の判決であれば、
矛先を連れ去り親に変更すれば良いのだから、
個人的には意味のある判決だとは思うが、
単に、
「損害賠償を請求するべき相手は
 国じゃないよ?」
という内容の判決では意味がない。
 
外圧が必要だ。
つまり、諸外国から
「おい、日本。お前等、
 連れ去りダメだよ
 っていう国内ルール
 まだ作ってないの?
 やばいよ?非難轟々だよ?」
という強い圧力があれば、
司法もすんなり原告勝訴とするだろう。
 
実は、既に国際的な非難はあるらしいのだが、
もっと、もっとだ、もっと日本を非難しろ。
コロナ関連のニュースが2番目になる位に。
 
場合によっては、国際司法裁判所(世界法廷)に
話を通せるなら通しても良いかもしれない。
被害者は多いのだ。